リーダーが忠誠心を無くす言葉とは?

「みんながそう言っている」

これはリーダーが言ってはいけない言葉のひとつです。
僕も平社員の時、上司によく言われた台詞です「みんながそう言っている」と…
そう言われると「誰が言ってるんですか?」と聞き返すのは普通だろう。
「みんなって誰だよ」と思うからだ。
チームのメンバーが10名だったら10名が言っているのか?5名が言っているのか?
もしかして1名が言っていることを『みんな』と言ってはいないか?

あなたは意見を誘導したりはしていないか?

ひとりの意見を『みんな』の意見にするテクニックがあります。
それは『誘導』です。

ここで『誘導』について考えてみよう。
①「●●くん、ノゾエくんについてどう思うか?」
②「●●くん、ノゾエくんは君たちに対して厳しくないか?」

この場合①では聞かれた側の回答の選択はいくつもある。
「厳しいですよ」「優しいですよ」「面白いですよ」「仕事熱心ですよ」「いつもサボってます」など。
それに対して②の場合は「はい」「いいえ」の2択になる。
そして「いいえ」と答えたら次にこう言うだろう。
「●●は厳しいって言ってたがそうなのか?」と「はい」に向かうような「誘導」をする。

すなわち本当にそう思っているのは他でもない『リーダー本人』なのだ。
聞かれている側もリーダーの本意を察知する「あぁ、厳しいって答えたら良いんだな」と。

どうして『自分の考え』で言わない。

それはリーダーに自信がないからだ。
しかし、この『みんなが』というフレーズを使用してうまく部下を指導できるわけがない。
むしろ逆で自分は傷つくことなく部下を指導したつもりだろうがメンバー間では疑心暗鬼になってしまうのからだ。
「お前が言ったのか?」言葉に出さなくても態度などに出るものです。
質問を受けた方も「そんなつもりで答えたんじゃないのに…」と思い上司の前では軽口も叩けなくなる。
上司が快く思っていないメンバーのことを少しでも冗談で言ったら「おい、それはどういうことだ?」と聞いてきて自分の軽口がみんなの意見をなってしまうことを恐れるからだ。

そのような活動は『次は僕が言われる』そのような気持ちにさせるのです。
あなたはそんなチームで力を発揮できますか?

リーダーは『みんなが』を『僕が』にして部下に指導しろ。

僕はそのような経験から「俺がそう見ている」と言い部下に指導した。
「みんなが」という台詞はリーダーとして逃げているような感じがするだろう?
リーダーは指導を逃げてはならない。
リーダーは自分の考えに自信をもって部下に指導しなくてはならない。決して『みんなが』という台詞を使って部下をしてはならないのだ。
仮に本当に『みんながそう思っていた』としても、リーダーは『俺から見てこう思う』と伝えた方が部下にも伝わるでしょう。

「ほかのメンバーはなんと言ってるか知らんが、僕は君のここは少し考えた方がいいと思う。そのためにはどうすれば良いだろう?」と提案するば言われた部下も考えるだろう。

『みんなが』という言葉を利用して部下を抑え付けるようなリーダーのチームは成長しないだろう。

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1969年、大分県別府市育ち。会社員生活27年の経験から「個人が変われば組織は必ず変わる」ことを伝えるミッションを受け。ライター、写真家、イベント企画、マネジメントアドバイザーなど様々なプロジェクトで伝えている。人気講座である「優先順位設定をして業務効率をあげよう」は参加満足度90%を超える評価を得ている。2017年末には初の書籍「飛躍する勤労」をGalaxy Books社より刊行予定

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