Toko Furuuchi 1993~1999『誰より好きなのに』(Playlist by Spotify)

「さて、この夏はどうしようかな?」

1996年の初夏は上京してから7年間付き合ってた彼女に別れを告げられて始まった。
遠距離恋愛は難しいもので連絡を取るのも一苦労だ。
「あ…夜分遅くすみません。ノゾエですが○○さんいらしゃいますか?」と家に電話をかけないと連絡が取れなかった。今みたいにSNSやLINEで気軽に連絡が取れたらどうだったろう…

ゲーム三昧の日々

付き合っていた頃からゲーム三昧の日々だった。一人暮らし者にはゲームは格好の暇つぶし道具だ。僕は『ダビスタ』があれば1日中遊ぶこととが出来た。いわゆる『ハマってた』ってやつだ。
配合を考えながら競走馬を生産してレースに出走させる。それを一日中繰り返していた。
今では考えられないくらい生産性ゼロな生活をしていた。

『ん?この曲…』

ある休日ゲームも疲れてアパートの窓を開け風を入れながらタバコをふかしていた。
「天気いいなぁ」車も廃車にしてしまい移動の手段は電車しかなかった。今でこそ何時間もウォーキングしているが当時は『意味なくブラブラ歩いてられるか』と思っていた。『目的』がなければ外に出ない、それこそ会社員勤めしていなければどうなっていたか…そんな時、テレビから曲が流れてきた。

優しくされると切なくなる。
冷たくされると泣きたくなる。
この心はざわめくばかりで、
追いかけられると逃げたくなる。
背を向けらると不安になる。
誰より好きなのに
(SRDL 4188)

失恋に酔ってる頃の僕に『バチィ〜!』とキタ!きましたね。
ネットなんてまだまだ普及する前ですから紙の切れ端に書きましたよ!

『古内東子 誰より好きなのに』

そして僕はその紙を持ってすぐに家を出た。彼女のCDを買うために…

夏に知った曲は冬の定番となった。

あれから20年以上経つけど(そっか…20年も経つのか…)今でも彼女の曲を聴いている。でも、それは当時のような『失恋憧れ』ではなく。楽曲のクオリティの素晴らしさに耳を傾けるようになった。僕は彼女のバラードが好きだ、バラードといえば聴きたくなるのは秋から冬にかけての夜でしょ?。僕は会社帰りに彼女の曲を聴きながら帰る。
寒い冬の夜、あの夏の日テレビから流れてきた『誰より好きなのに』を聴きながら….

今週の『選曲』

Toko Furuuchi 1993~1999『誰より好きなのに』
古内東子さんの作品から1993年『SLOW DOWN』~1999年『winter star』より選曲しました。
僕なりの『ひとつの物語』を意識して選曲しました。
現在恋愛中の方は要注意でお願いします。(当方は責任を一切負いかねます)
*アルバム全曲を聴くには『Spotify』への登録が必要です。

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1969年、大分県別府市育ち。会社員生活27年の経験から「個人が変われば組織は必ず変わる」ことを伝えるミッションを受け。ライター、写真家、イベント企画、マネジメントアドバイザーなど様々なプロジェクトで伝えている。人気講座である「優先順位設定をして業務効率をあげよう」は参加満足度90%を超える評価を得ている。2017年末には初の書籍「飛躍する勤労」をGalaxy Books社より刊行予定

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