なんでもかんでもハラスメントつけりゃいいってもんでもないだろ? ~後編~

さて、前回の続き。
『時短ハラスメント』である。
結論から先に言わせてもらうと無能が管理職が作り出す。無様な業務指導が時短ハラスメントの正体だ。
僕の経験から有能な人は残業などしない。
むしろ能力の低い人ほど残業をする。
それと、もう一つはあまり声高に言いたくないが。
これが結構深刻で…

残業代が生活費になっている部下をどうするか?

「残業なんてしたくないですよぉ、俺だって早く帰りたいですよぉ」
そういう人に限って帰らない。
その理由は簡単だ『残業代=生活費』なのだ。
うそぉ〜そんな馬鹿な?と思っている人は知人に聞いてみるといい。
意外と多いですよ。そういう人。

ある会社で聞いたことがあります。
○さん「うちの会社給料これだけなんですよぉ」
のぞえ「えっ、それでやってけるの?」
○さん「あぁ〜それは残業代で補てんします」
のぞえ「でも、残業ってそんなに(多く)会社は認めないでしょ?」
○さん「会社もそれを見越しての人件費(総額)予算みたいです」
のぞえ「….」

そりゃ、残業なくなりゃしないよ!
残業ゼロにしたら生活できなくなるんだぜ。
しかも、そういう会社に限って『副業禁止』ときたもんだ。
そこに来ての『ジタハラ』だ。
地獄だ。。。
ここで確認しておく必要があるが管理職に残業手当はない。
すなわち残業ゼロにしても管理職の懐は痛くもかゆくもない。

有能な人は大歓迎、反対するのは….

この『時短』は有能な人にとっては大歓迎なのである。
理由は簡単『能力の低い人の方が給料をもらう』ことに対していい気持ちはしていないのだから大歓迎だ。

僕は常々このように言っている。
「会社はあなた方の能力にお金を払ってはいない。勘違いしてはいけないよ。会社があなたに支払っている給料は…拘束時間に対してです」
この屁理屈で考えたら処理能力が高くても、能力が低く残業ばかりしている人に給料で上回ることがない。
仮にその分は賞与で調整するとは言っても差額がプラスマイナスゼロになる程度だ。

そんななかで能力のないものは『ジタハラ』だと騒ぎ立てる。

管理職も含めて『成果主義』にすればいい。

管理職は部下の能力をしっかり管理しなくてはならない。
その上で部下に仕事を割り振ればいい。
能力あるものにはあるなりの仕事を託して成果に応じて評価をすればいい。
それは質・量ともにだ。
逆に能力のないものは仕事量を調整する必要がある。
生産性も低いのに残業代まで支払ったうえに『ジタハラ』だと言われたらたまったものではない。
管理職は各部下の業務総量を正確に把握して能力にあわせて調整するべきだ。

他のハラスメントは知らないが…

このジタハラに関しては改善策は明確だ。
まずは残業ゼロは不可能ということを理解するところから始めよう。
そして、部下の能力を正確(正当)に把握しよう。
決して好き嫌いで評価してはならない。これをやってしまうと上手くいかない。
性格はいいんだけど仕事の能力は低いものと性格は悪いのだが仕事の能力は高いものに対する仕事量と評価を明確にするようにしよう。

会社としての総量を変えることは出来ない、いや、むしろ逆に増やさなくてはならないのだから個人の総量に調整を加えるしかない。*これが残業ゼロは不可能の理由です。
この時に『頑張ってほしいから』というわけのわからない願望で能力の低いものへ業務量を増やしてはならない。

これでとりあえずの問題は解決に向かうのだが…
ひとつとても大きな問題が残された。

残業代=生活費問題だ。

企業は時短目標を設定して達成した場合は報酬の約束をしなくてはならないだろう。
その約束が出来ないのであれば『時短』は諦めた方がいいかもしれないね。

時短ハラスメントを解決する方法は管理職の管理能力と経営者が従業員の生活を残業なしでも一定の保証が出来るか?
そこにかかってるんじゃないかな?

 

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1969年、大分県別府市育ち。会社員生活27年の経験から「個人が変われば組織は必ず変わる」ことを伝えるミッションを受け。ライター、写真家、イベント企画、マネジメントアドバイザーなど様々なプロジェクトで伝えている。人気講座である「優先順位設定をして業務効率をあげよう」は参加満足度90%を超える評価を得ている。2017年末には初の書籍「飛躍する勤労」をGalaxy Books社より刊行予定