マイ・レコードブーム到来♪

敢えて、敢えての連続です!」
これはワタシが在籍していた吹奏楽部の定期演奏会でナレーションとして使われた台詞の一節です。(どのシーンで使われたのかは忘れてしまいましたが…)

敢えてとは?ワタシの大好きな新明解 国語辞典 第7版の7ページをめくりますと…

自分の置かれた立場や状況から見て、損失や危険を伴う事を承知の上で成功した際の効果を期待して、思い切ってその事を実行する様子

と大袈裟に書いておりますが、一般的な言い回しをするならば「わざわざそんなことしなくても…」と表現する方がわかりやすいかもしれません。
ちなみに、三省堂 大辞林 第3版では「(しなくてもよいことを)困難や抵抗を押して意図的に行うさま」と書いてある。。。みたいです。

なんで、わざわざレコードなんか聴くの?

これからはCDで音楽を聴くことも珍しがられるようになるかもしれない。
多くのアーティストはパッケージ版と同日に各種ストリーミングサービスでも配信開始をしている。
ともすれば、朝起きたら新作をショップで購入する前に聴く事が出来る環境になっているにも関わらず、大きい・扱いが面倒・音もそんなに良くないレコードを聴くのか?
そこには『選曲のこだわり』が隠されているからである。

レコードの弱点

いう事だ。
アルバムに収録している曲を収録順に関係なくバラバラで再生する事が出来る機能であるがレコードには当然無理な機能だ。(仮に出来たらびっくりですけどね!笑)
ということは、一度レコードに針を落としたら片面が最後まで終わるまで収録順にしか聴く事が出来ないのである。
この規制がある事でアルバムの魅力を大きく左右することになるのです。

レコードは収録曲と曲順に命をかける!

たとえば10曲収録のアルバムを作ろうと思った場合製作する曲はそれ以上になることは容易に想像ができます。
その製作した楽曲からアルバムのテーマに合わせた選曲作業を行うわけです。(当然最初の段階でテーマに沿った楽曲は製作しているとは思うのですけど….)
そして選曲した中から各面(A面・B面)に収録する曲を全体のイメージからいくつものパターンでリスト化していきます。
ワタシが好きな吉川晃司さんの初期の作品はアルバム全体の大筋の流れは大体同じように感じます。(Album;グラマラスジャンプまで)
アルバム全体を印象つける選曲・曲順はアルバム=作品とするための重要な作業なのです。
なぜなら針を落としたら最後まで聴いてもらえるような構成にしないと途中で針をあげてしまったら最後の曲は聴かれないからです。
いわゆる捨て曲を捨て曲にならないような構成にしなくてはいけないのです。

あの曲はテーマから外れたためボーナストラック扱い?

前回のtakeomusic Playlist Female City Popsで選曲している今井美樹さんの”静かに来たソリチュード”はアルバムBewith(これ大名盤です!)の最終曲として収録されているんですが、実際はその前の曲である”9月半島”で終わるはずだったが諸般の事情で収録されたらしい。これについては今井美樹さんも「夏をテーマにしたアルバムだから、収録には反対した」らしいです。結果彼女はアルバムを聴く際には10曲目まで聴いて11曲目は聴かなかったらしい。
ちなみにレコード盤は10曲収録で静かに来たソリチュードは収録していない。
ワタシもこのアルバムが今井美樹さんのアルバムで一番好きなので毎年夏になると必ず聴くのですが、やはり”9月半島”でアルバムの終わった感があります。機会がありましたら是非聴いて見てください。

ボーナストラックは邪魔?

そのような理由から当時レコードで製作された作品は曲順も含めて考え抜かれたものが多くCD化に際してボーナストラックと銘打ってアルバム未収録作品をCDの収録時間いっぱいに詰め込むけど、それって作品としてどうなの?と思ってしまいます。
そもそもアルバムのテーマ(収録曲順)に合わないから外されたわけで、それをわざわざ『(収録時間が)余ってるから入れましょう!』っていうのは…違うのかな?
もし、その曲が作品として素晴らしいならレア・トラック集で別に出して欲しいところですね♪

だからワタシはレコードを聴く

すべてのアルバムがそうとは言えないですけど、少なくとも当時レコード盤で発売されたものは選曲まで気を配っていたと思います。
一度針を落としたら必ず最後まで聴かせる1
そんな熱意を持って作られたレコード(作品)。
これからも聴いて行きたい。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました♪

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